人との交渉

ビジネスの世界では、交渉は日常行為の一つでしょう。もっともビジネスという言葉も漠然としすぎていますが、仕事と呼んだ方が、イメージしやすいかもしれません。職種の違いがあるとは言え、人との交渉が仕事の神髄でもあり、人との関係で仕事が成り立っていることも、否定できないことでしょう。
実は、中古車買取においても、こういう交渉が関係します。正式な査定を経て、買取契約が結ばれるようになりますが、それには、査定士に査定をしてもらうようになります。中古車買取相場や車の状態、さらには、業者の強者車種などが査定にも影響するようです。しかし、ユーザーからすれば、できるだけ高価で買い取ってもらいたいのが素直な心であり、そのためには、最終的に交渉をすることも大事です。確かに中古車を買い取ってもらうので、車の状態などが重要でしょう。しかし、査定士も人であり、ユーザーからの交渉に応じないということはありません。査定額に納得いかなければ、いろいろなことを尋ねられるでしょう。むしろ、それがあることを承知の上で、査定額を算出している面もあるのかもしれません。
ユーザーからすれば、そういう査定額に対しやはり、疑問があれば、質問してみることが、交渉の始まりかもしれません。しかし、ただ単に交渉しても、説得力がありません。このため、データをきちんと揃えておくことも大事です。先に、査定士も、中古車買取相場の影響を受けるとお話しましたが、ユーザーからも、それを調べることが可能です。インターネットを使えば、簡単に相場を把握できるでしょう。また、同じシリーズのの中古車であったり、あるいは、モデルチェンジした新車を調べておくことも大事です。特に価格については、交渉の材料になりやすいかもしれません。この点では、インターネットで一括査定を行い、ほかの業者の価格もきちんと把握しておくましょう。比較価値観から攻めることもまた、交渉には大切かもしれません。しかし、最終的には、売却する車に対しての熱情のようです。誠意をもっていたことを査定士に伝えることが、重要であるようです。
なお、査定士との交渉とはいえ、最低限のビジネスマナーを守るべきでしょう。敬語はもちろん、横柄な態度にならず、なおかつ、約束した時間に遅れそうな時は、必ず事前連絡などをすることです。